心理療法士ディヴァーズ・ブランデンの指導で「自分がもうすぐ死ぬとしたら?」という指導をしたそうだ。
1.自分がもうすぐ死ぬという場面を想像する。 その時の自分の感情を具体的に思い描く。
2.あなたの大切な人、1ずつあなたを尋ねてくる場面を想像する。 彼らに、死ぬ前に伝えたいことを考える。
3.それを声に出してはっきり言う。
このエクササイズを行うと、人生に足りないものがたくさんあることがはっきりと分かり、このような一文があります。
・何事にも絶対に運や偶然に任せない
・伝えたいことは、必ず伝える
・次の瞬間、死ぬかもしれないという覚悟で日々生きる
これを通して大切な教えは、
「実際に死ぬ直前まで待たなくても、もうすぐ死ぬつもりで行動出来る」
ということです。「もうすぐ死ぬ」という気持ちは、自分の好きな時に作り出すことが出来る。
人生には終りがあることを自覚しないと、いつまでも死なないつもりで日々生きていると、人生の素晴らしさが失われてしまいます。
例えばこのような例があります。
スポーツ選手が試合を永遠につづくと思ってプレイしていたらどうなるだろうか。試合に終わりがなければ、選手は全力でプレイできない。全力でしなければゲームを楽しむこともできない。
たしかにそうですね。
またそれと同じ意味で、いつか死ぬという自覚がなければ、人生というすばらしいものに感謝することもできないのである。