上司

人がのってくる話・のってこない話

<<部下の動機付け条件を知る土壌をつくる>>

「世間話」的な質問を繰り返す

「何か悩みがあるんだろ?話してみろよ」と部下を観察し、シグナルを察知したからといって、いきなりこのような言葉をかけたからといって、「じつは、、、」と悩み事の詳細を語る人はいないでしょう。

だからこそ、普段からのコミュニケーションが大事なのです。

天気の話、最近のニュースの話、家庭の話など、仕事に関係のない「世間話」的な質問を繰り返し、
「会話しやすい土壌」をつくっておきます。

「昨晩はすごい雨だったけど、そっちは大丈夫だった?」
「先日オープンした○○っていうお店、行ってみた?」
「お父さんは、元気?」
など、日ごろからコミュニケーションをはかる習慣が、部下の動機付け条件を知る土壌をつくるのです。

自分の話ばかりをしてはいけない

社内のコミュニケーションは、部下と親しくなる事ではありません。前項でも述べたように、部下の動機付け条件を知り、望ましい行動に導き、仕事の成果を得るために行うのです。

また、信頼関係の強さと新密度はイコールではありません。

実際、よくいるのが、部下と仲良くなろう、好かれようとして、自分の話ばかりするリーダーがいます。
それも、自分の自慢話ばかり。
これでは、相手はしらけるばかりで土壌づくりにはなりません。

会社がリーダーに求めるのは、「部下を、仕事の出来る社員に育てること」そして「部下を辞めさせない事」です。
あっさりと会社を辞める若者が増えていますが、せっかく採用した社員に1~2年で辞められたのでは会社にとって大きな損失です。

部下を育てること、部下を辞めさせない事が会社の業績アップにつながります。
コミュニケーションはその手段です。

部下を観察し、動機付け条件(本当に悩んでいること)を探るためにコミュニケーションはあるのです。

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