残念ながら誰もが皆、使命感をもって生きているとは言い難いです。
しかし、かのマザーテレサだって、「インドに住む貧しい人びとをなんとかしたい」という使命感が生まれたことでその人格は向上したのです。
やるべきことを持っている人は前向きなのです。
夜の校舎窓ガラス割らずに「やるべきことがわからない」を卒業しましょう。
「3つの輪」とは
アメリカの有名な心理学者エドガー・シャイン先生の「3つの輪」というものがあります。
これはMust、Can、Willからなる3つの問いを自分自身に問いかけることです。
Must「自分のやるべきことは?」
Can「自分のできることは?」
Will「自分のやりたい(好きな)ことは?」
この「やるべきこと」「できること」「好きなこと」の重なり合うところが
自分にもっとも適した仕事であるという理論です。
もしくはこの重なるところを広げることで仕事が自分に
適してくるという考え方もありですね。
「好きなこと」から発展させよう
いきなりあなたのやるべきことは?と聞かれても
なかなかの難問です。ですから答えやすい質問から
答えましょう。実際にノートに書き出しましょう。
・・・「好きなこと」書き出せましたか?
では次にCan「自分にできること」を書きましょう。
履歴書のように「特技・長所」と置き換えた方が考えやすかもしれません。
そして「好きなこと」と「特技・長所」を掛け合わせると
Must「やるべきこと」が明らかになります。
その上でそれが「誰かの役に立つか?」と自分に問いかけましょう。
答えがYESならニーズがあるということです。
そして、やるべきことに迷いが生じたら
「3つの輪」で再度自分に問いかけることで
より「やるべきこと」が明確になるかもしれません。