コミュニケーション

他人の叱り方

人を叱ることが苦手という人は少なからずいらっしゃると思います。
ただ、人は調子にのる生き物なので、
何かミスをしても特に叱られなかったら「この人相手ではこれをしてもいいんだ」
と間違った解釈をされかねません。

これでは部下自身のためにもなりませんし、お客様にとっては多大なる悪影響です。

きちんと叱ることができれば、
良い意味での緊張感であったり個々の意識が正され、能力アップにもつながるはずです。

叱るタイミングと場所を選ぶ

叱るタイミングは、ミスを犯したその場で行います。

ただ、周囲に聞こえて注目されてしまうようなところは避けた方がよいです。

周囲に聞こえないような配慮をするか、場合によっては個室で話すことも必要です。
また、メールなどの文字ですと感情的になりやすいため、直接叱るのが効果的です。

事実だけを確認する

「今日は〇〇分遅刻しましたね」
「納期は〇月〇日でしたが、1日遅れていますね」

など、事実の確認をまずは行いましょう。

「昨日も遅刻したね」
「いつもミスするけどなんで?」

といったような決めつけやレッテルを貼ってしまうと、
言われた方も感情的になるので聞き入れてもらいにくくなります。

責めたくもなりますが、ぐっと抑えて問題解決に注力しましょう。

具体的な行動改善を図る

「もっと早起きして出社して」
「頑張ってやり遂げて」

というように、抽象的な指示をしてしまうと、個人の尺度によって変わってきます。

もし、部下が遅刻した場合でしたら、

「〇時〇分までに出社してね」

という風に指示を出し、それを守れているかどうかをチェックするだけです。
できていない場合は、どうすればできるようになるか?
を本人に案を出させましょう。

案が出てこなければ
「じゃあこうしてね」
と、まずは代案をやらせてみましょう。

最後は良い状態にもっていく

「こうすれば、みんなから信頼されるようになるよ」
「仕事が楽しくなってくる」

など、今後のプラスになるようなことを伝え、ケアしましょう。
負の感情で終わるより、前向きな気持ちで取り組むことができます。

叱ることで、部下も成長できるし
上司自身も様々なことを見直すことができるので成長できる機会になります。

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