前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート20を記載します。
【損失に備える】
・人生は不確実です。病気、死亡、財産の喪失など、さまざまなリスクがあります。リスクが現実のものとなると、損失が発生します。損失に備えておく必要があります。
1)貯蓄
・損失に備えるために、貯蓄は効果的な方法です。
・貯蓄は、たとえば「教育資金」「結婚資金」などのように特定の目的のために行うことができます。また、「いざというときのために」など、“さまざまなリスクに備える”目的で行うこともできます。
・“お金に色はない”といわれます。リスクが現実のものとなり損失が発生したとき、「特定の目的のために貯めたお金」を、「損失をカバーするために使う」(流用する)ことも可能です。このため、お金をある程度貯めておくことは、無駄になりません。
➡ただし、流用すると、本来の目的に使えなくなり、ライフプランに支障が出ることもあります。最初から“リスクに備える”目的でお金を貯めておくことも大切です。
2)貯蓄と保険の違い
・とはいえ、大きな損失をカバーできるだけの貯蓄をするのは大変です。また、貯蓄は少しずつしか増えません。
・これに対して、保険は、損失に備えて保険料を払っていれば、損失を賄うお金がすぐに確保できるという特徴があります。
・貯蓄と保険にはこのような違いがあります。両者をうまく使い分けることが大切です。