前回は和文書体のオススメを見てきました、今回はオススメの欧文書体を見ていきます。
オススメの欧文書体
英単語を用いたり数字を見せることは多くあるはずです。この英数字には、基本的に和文書体ではなく欧文書体を用います。
欧文書体を使う際に注意したいのは、斜体(イタリック体)が用意されているフォントを使うことです。書体によってはイタリック体が用意されておらず、斜体指定した際にソフト側で斜体に変形させる場合があります。イタリック体は文字を傾けても違和感がないように細かく調整されています。
Arial
スタンダードなサンセリフ体で、Helveticaの代わりとして用いられるこのと多い書体です。
特に見出しのような短い文で用いると力を発揮します。逆に長文で使うには不向きです。
Corbel
すっきりとしつつも、やわらかい雰囲気を持つサンセリフ体です。文字の形がシンプルに作られているためさまざまな場面で使いやすい書体です。文字の形がシンプルに作られているためさまざまな場面で使いやすい書体です。
Gil Sans
読みやすさを意識して作られた書体で、海外でも人気の高い書体です。他のサンセリフ体に比べて独自な形をしていて、やわらかく、堂々とした雰囲気を持っています。
長文でも短文でも使いやすい書体で、游ゴシック体のような和文書体との組み合わせはよいアクセントになります。
Segoe UI
マイクロソフト製品のUI(ユーザーインターフェース)で用いられることを目的とした書体です。文字がはっきりと大きく作られており、遠くから見た場合でも文字を認識しやすい書体です。形もシンプルなモダンな雰囲気を持ちます。
Roboto
グーグルが制作したフォントです。グーグルが提供するサービスで主に用いられており、丸みを帯びつつも直線的な形でスマートな雰囲気を演出しています。ウェイトの種類もを多く使いやすいです。
Times New Roman
最もスタンダードなローマン体です。もともとは新聞紙で用いるために作られた書体です。そのため長文を組んだ時にやみやすい書体となっています。強いクセもなくいろんな場面で使いやすいです。
プレゼンテーションでは遠くからだと見えにくくなっていしまう恐れがあります。
Palatino Linotype
海外の書籍や雑誌などでよく用いられるローマン体です。カリグラフィー的な要素を取り入れており、直線的なセリフや筆の名残を感じる文字の形は、優美な雰囲気を演出します。書籍のような長文だけでなく、見出しのような強調する短文にまで幅広く使いやすくなっています。イタリック体などをキービジュアルとして大きく使えば、高級感も演出できます。