IT業界の流れはとても早いです。そのためトラブルや問題も多数おこります。人的ミスやハッキングなど毎日のようにネットニュースを騒がしてくれます。
今回のはIT業界の新しい問題について以下の3つから説明します。
1.IT業界の人材不足
2.オフショア開発の人材育成
3.スマホ連携システムのスキル
【大型案件の増加によるIT技術者の人材不足】
情報システムへの投資拡大よ大規模プロジェクトの開発ピークの重なりなどから、数万人規模のIT技術者の不足が問題となっています。
例:)
・2015年をピークとするプロジェクトにはみずほ銀行の勘定システムの統合、マイナンバー制度のシステム構築、日本郵政グループのシステム刷新などがあり、いずれも数千人規模の開発要員が必要とだれています。
現在のIT技術者の求人倍率は全職種でトップとされており、今後しばらく人材不足で悩まされることは間違いなく起こります。
【オフショア開発で必要となる発注元・開発先の人材育成】
オフショア開発とは?
・システムの開発・運用管理などを海外の事業者や子会社に委託する
・日本のオフショア開発先は主に、中国、インド、ベトナムです。
しかし日本企業によるオフショア開発では、多くのプロジェクトが失敗しています。
こうした問題は日本企業が日本と同じつもりで不十分な設計書や仕様書で開発してしまっていることです。問題を解決するために、発注元、発注先とともに人材育成が進められています。
人材育成の鍵となるのは、システムがわかり、言語がわかるブリッジSEで、彼らは日本企業とオフショア先企業の橋渡しを行います。
【業務システムのスマホ連携で必要となる、異なるスキル・経験】
多くのユーザー企業において、業務システムとスマホ・タブレットとの連携に対するニーズが高まっています。
様々な機能を備えており、アプリケーションのインストールも簡単で、操作も楽なスマホ・タブレットは、外注先でデータを観覧したり、入力したりといった操作に適しています。
そのためにはセキュリティの確保や端末管理の仕組みが必須となります。業務システムの開発とは異なる、開発スキルやデザインスキルが求められます。