マーケティングとは何でしょうか
これからシリーズでマーケティングについて簡単に分かりやすく解説していきたいと思います。
現代経営学の大家であるピーター・ドラッカーは「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」(ダイアモンド社 “マネジメント” 参照) と言ってます。
彼曰く、マーケティングがしっかりと機能すれば、販売は不必要で自然に売れるようになるということです。
つまりマーケティングとは簡単に言ってしまえば、売上が成立する市場や仕組みを作ることです。現在ではその手段として様々な媒体が使用されています。最近ではインターネットを使ったWEBマーケティングなどもよく聞かれると思います。
マーケティングの歴史は古い
マーケティングという言葉は19世紀にアメリカで登場しています。そのため現在に至るまでにマーケティングの捉えられ方が少しづつ変化しているということも抑えておく必要があります。そこで知っておいて頂きたい方がおられます。マーケティングの神様とも称される経営学者フィリップ・コトラー氏です。彼の著書「マーケティング論」によるとマーケティングは時代とともに進化しておりマーケティング1.0~4.0まで4段階に大別されています。
現在のマーケティング理論
コトラー氏曰く現在はマーケティング4.0「自己実現のマーケティング」の段階になります。自己実現と聞くとマズローの欲求段階説が思い浮かびますが、実はこの理論は自己実現のマーケティングにも影響しているようです。コトラー氏によれば先進国ではクリエイティブ社会が到来していて、そこで暮らす人々は自己実現欲求が強い傾向にあるとのこと。つまりこれからのマーケティングは、自己実現欲求に焦点をあてて取り組んでいく必要があるということです。
次回part2へつづく