1円でも安く買いたい、コスパを求めるのは消費者なら誰だってそう思います。
会社だって予算という縛りの中で、目一杯良質なサイトを購入したいのだから
発注サイドが値切ってくるのも当然です。
しかし、開発サイドにとっては、この値段交渉というのは悩みの種です。
Webサイトは既製品ではないので料金の相場感が人によってそれぞれです。
インチとセンチくらいずれた値段感覚の中での交渉というのは根本的に無理です。
ではそのずれた感覚を同じ単位にするにはどうすればよいのでしょうか?
日数(工数)計算
web業界は基本材料費のいらない世界なので開発費用というのがまず曖昧な印象を与えるのかも知れません。みなさんの周りにもクルマ屋さんで「部品代は払うから工賃サービスして」とかいう人いませんか?こういうクライアントに感覚の単位を揃えてもらうには開発にかかる日数(工数)で説明するのが望ましいです。
さらに作業内容を細分化した見積りをすることで、クライアントの納得と信頼を得る説明がしやすくなります。
よそはよそ、うちはうち
あっちの電気屋、こっちの量販店、と値切ってまわる方が居ますが
このような方にはどうやってwebサイトの値段を理解して頂きましょうか?
コンペで相見積もりというなら仕方ありませんが
こっちは在庫商品をもっているワケではありませんので言われるままに値段を合わすことなどできるはずもありません。
またこのような家電量販タイプの人は成約後に「ついでにこれもオマケしといて」的感覚の持ち主の可能性大ですのでしっかりと要件定義しておく必要があるでしょう。
でも歩み寄るのも大事
むやみに値引きを言うているワケではないクライアントには「こちらにもメリットが発生する値引き」を提示してみてはどうでしょうか?
ただ値段を下げるのではなく「今月中に原稿を入稿してもらう」「クライアントのチェックバックは3日以内」など開発サイドにもやりやすいメリットをもらうことで双方歩みより仕事になればウインウインですよね。
せっかくのお話を、値段だけで終わらせるのは双方の時間も労力ももったいないのです。
つまりWebサイトというのは人の時間と労力の賜物なのです。その価値こそがwebサイトの値段と言えるのではないでしょうか。