前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート21を記載します。
【損失に備える】
3)社会保険
・保険には、公的な保険(社会保険)と民間保険があります。
・社会保険には、年金保険(国民年金など)、医療保険、介護保険、労災保険、雇用保険などがあります。
➡これらは政府によって加入が義務づけられるなどの措置がとられ、我が国は”国民見な保険(皆年金、みな医療保険)”とされます。
➡社会保険は保険料や税金によって運営されています。
・このため、民間保険の利用を検討する際には、社会保険の内容を踏まえる必要があります。
・社会保険によってカバーされる内容(範囲・金額)を知る
・社会保険ではカバーされない内容について、民間保険を利用すべきか検討する
・なお、勤務先の企業が企業保障(企業年金ほか)を設けている場合は、企業保障の内容も踏まえる必要があります。
4)民間保険
・民間保険の利用を検討する場合、以下に心がけましょう。
➡必要な保険には入る。
➡必要以上の保険には入らない。
・必要な保険には入っておかないと、いざというときに大変困ります。必要以上の保険に入ると、貴重なお金がむだになります。ともに生活に悪影響があります。
・このため、保険に入る前に、以下の点をよく考える必要があります。
➡自分にとって民間保険でカバーすべき事象は何か
➡その事象が発生した場合、カバーすべき金額はいくらか
民間保険でカバーすべき事象
・「事象」とは、たとえば、死亡、疾病、交通事故、火災、地震などのことを指します。
・「民間保険でカバーすべき事象」は、社会保険との関係でいえば、「民間保険でカバーすべき金額」は、損失額そのものとは限りません。社会保険や企業保障でカバーされる額があればそれを差し引いた額になります。また、貯蓄によって一部をカバーしようと考える場合は、その分も差引いた額になります。の対象とならない事象(対象となるかどうか不確かな事象を含む)、対象となるものの保障額が十分でない事象です。貯蓄との関係でいえば、損害額が大きいなどの事情により貯蓄ではカバーしきれない事象などです。
民間でカバーすべき金額
・「民間保険でカバーすべき金額」は、損失額そのものとは限りません。社会保険や企業保障でカバーされる額があればそれを差し引いた額になります。また、貯蓄によって一部をカバーしようと考える場合は、その分も差引いた額になります。