アイディア

人生とお金の知恵 Part16 ※学生向け

前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート15を記載します。

【お金の運用】

4)金融経済の状況と金融商品

デフレ、インフレと金融商品

デフレとは、「モノやサービスの価格が下落している状態」です。「お金の価値(モノやサービスを買う力=購買力)が上昇している状態」と見ることもできます。

インフレとは、「モノやサービスの価格が上昇している状態」です。「お金の価値が下落している状態」と見ることもできます。

「預金」を保有している中でデフレが進むと、購買力は増大します。インフレが進むと購買力は低下します。

「株式」は、預金に比べ、インフレに強い金融商品と位置づけられるのが一般的です。株式は“会社の持ち分”のようなものであり、会社はインフレに対してたとえば製品やサービスを値上げするなどの対応をとることも一般的には可能であるためです(もちろん、このような対応をとれる会社の株式であるかどうかにも依存します)。「債券」は、インフレとの関係では、預金と株式の中間に位置づけられます。

 

外国為替相場と金融商品

円高お金(円)の価値(購買力)を増大させ、円安お金(円)の価値を減少させます。たとえば円安になると、輸入品(食料など)の価格が上昇したり、海外旅行の費用が高くなります。これは、円の価値(購買力)が低下したことを意味します。

円で「預金」を保有する場合も同じです。円高が進めばその預金で買えるものは増えます。円安が進めば減少します。「債券」や「株式」を円建てで保有する場合も同じです。これらの資産を売った代金で買えるもの(購買力)は、円高で増え、円安で減少します。

外国為替相場の変化は、資産の価格に直接的にも影響します。たとえば円高は、一般的には、輸出企業の業績や株価には不利な材料となり、輸入企業の業績や株価には有利な材料となります。

・なお、外貨建ての資産は、円高により価値(購買力)が減少し、円安により価値が増大します(円建ての資産の場合の逆です)。

 

分散運用

「分散運用」とは、お金の運用をする際、対象時期について分散することです

[ 対象の分散 ]

「対象の分散」とは、投資の対象を、異なる性質を有し、価格の動きが異なるものに分散することです。

・このような対象に分散することにより、投資対象の価格の動きが打ち消し合うなどにより、保有している資産全体のリスク(価格のフレ)を減らす効果が期待できます。

・たとえば株式を保有する場合、保有銘柄数を増やし、業種などのばらつきも広げていくと、一般的にリスクは低減していきます。また、広く他の資産との組み合わせとすることでも効果があります(たとえば債券、不動産、貴金属、海外資産など)。

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