前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート13を記載します。
【お金を運用する】
3)主な金融商品の概要
①債権(社債、国債)
・債権とは、お金をかりるために発行する証券(借用書のようなもの)です。債権のうち、企業が発行するものは「社債」、国が発行するものは「国債」と呼ばれています。
・企業や国は、お金を借りる代わりに利子を支払い、満期がくれば借りたお金(元本)を返すことなどを約束します。
➡国債は大量に発行され、期間も多様です。
・債権の「安全性」は、国債は国の信用力により高く、社債は発行企業次第です。
・「流動性」は、国債の場合一般的に高い(売却しやすい)ですが、「個人向け国債」はあまり高くありません(発効後一定期間は原則として中途換金はできません)。社債の場合は、国債ほど高くありません。
・「収益性」は、一般的に貯金よりも高い(債権の利回りは貯金利率より高い)ですが、満期的に売る場合になどには売却価格次第で元本割れになる可能性もあります。
②株式
・株式会社は、株式を発行して一般の人などからお金を集め、そのお金で事業を始めたり、事業を拡大します。
・株式を持っている人が株主です。株主は法的に株式会社の所有者です。
➡このため株式を買うことは、その会社の”持ち分”を買っていることになります。
・株式は、格好企業の業績とくに利益が伸びれば配当金の増加や株価の上昇が期待さできます。
➡一方、赤字が続けば株価は下落し、経営破綻すれば株価はゼロになります。
・このように、総じていえば株式は「安全性」は低く、「収益性」が高い金融商品です。「流動性」は、高い物(市場などで売却しやすいモノ)も低いものもあります。
③投資信託
・投資信託?
➡多くの人のお金を専門家がまとめて運用し、成果を分配するものです。
➡様々な内容のものがあります。たとえば運用対象が国債中心、株式中心、不動産のみ、海外資産中心、派生商品(デリバティブ)に投資するなどです。