部下と一口で言っても人それぞれ様々な性格の部下がいます。ですからOJTを行う場合も性格にあわせて対応する必要があります。
目立ちたがり屋は褒めて伸ばそう
細かいことを気にせずエネルギッシュな目立ちたがり屋タイプは褒めて褒めて「誉め殺し」しましょう。目に見えるものから見えないものまで褒めちぎりましょう。
「そんなことないです」と謙遜するまで褒めましょう。褒めて褒めていっぱいアイデアを出させ、その中で優先順位をつけさせるなど、指導しましょう。
優等生には場数を踏ませよう
優等生タイプは基本問題がありませんが、ちょっとしたミスやトラブルで大きく凹む、ストレスを抱える可能性があります。ですからすぐに挫折しないように、日頃からいろいろな場面を経験させ、失敗も体験させコミュニケーション能力、リスク回避能力を身につけさせる必要があります。
仕事丸投げNGタイプには声かけをしよう
毎日声をかけることで部下に「気にかけている」ことを伝えましょう。
ちょっとしたことにも「ありがとう」と伝えるのがポイントです。
報告、連絡、相談も上司の方から声をかけて引き出しましょう。そうすることで部下に「認められている」と感じてもらい、やる気を引き出しましょう。
仕事も丸投げはせずに「一緒にやろう」というスタンスでフォローしてあげることで部下の気持ちが折れないようにサポートしましょう。
理屈っぽい部下には理由を伝えよう
理屈っぽい部下を上手にOJTするにはデータを使うことが有効です。
データで客観的な話をしましょう。褒める時もデータを使って数値で具体的に褒めましょう。仕事をふる時も事前に理由や目的を明確に伝え、納得してもらうことでこのタイプの部下にはしっかりと動いてもらうことができます。
OJTを受ける側の気持ちを知っておこう
部下を大きく4つのタイプに分けて指導法を紹介しましたが、指導を受ける部下の気持ちの傾向も把握しておきましょう。
・目立ちたがり屋タイプ
細かい指示より早くやらせてほしいなー。
・優等生タイプ
きちんとした指示がもらえるなら任せてほしい。
・仕事丸投げNGタイプ
ちゃんとやりますので、念のため確認はお願いします。
・理屈っぽいタイプ
ただ単に「やれ」ではやりようがないので根拠のあるデータをください。
もちろん部下と上司の距離感などで上記一概には言えませんが
部下の気持ちを慮る目安として認識しておきましょう。