「相手に9割しゃべらせる質問術」こちらを参考に、コミュニケーションについてまとめます。
リスペクトの精神
相手に質問する際、
「こういうことを聞いたら失礼かな」
「何も知らないやつだと思われるんじゃないか…」
というような心配をしてしまうことはありませんか?
もちろん、相手にとって地雷はあるわけですから、100%相手を不機嫌にさせない質問というのは存在しないと思っておいた方が良いです。
ただ、心から相手をリスペクトしていた場合、失礼な言葉というのは出てこなくなります。
「相手を理解したい」
という想いがあれば、聞きたいことが出てきますし、
相手にもその熱意が伝わり、打ち解けやすくなるかもしれません。
「聞くだけ無駄」と、タカをくくっていませんか?
「またどうせ説教でしょ」
「聞いたって同じ話しかしないだろう」
と、上司や周囲の人に対して思っていませんか?
上司の場合、その立場になるために相当の努力や経験があるかもしれません。
視点や質問を変えてみることで、違った話が聞ける可能性がぐっと高くなります。
「どうせこの程度」「聞くだけ無駄」
と思うのであれば、自分が相手のことを知ろうという熱意が足りないだけとのこと。
「知りたい」と思うから、自然といろいろな質問が出てくるのです。
ファッションが与える効果
普段着とスーツとでは、
断然スーツの方がちゃんとした人に見えますよね。
面接に普段着で行く人はあまりいませんし、商談でも普段着の人はいません。
(いてもかなり珍しいのではないでしょうか)
服装一つでも相手に与える印象が違います。
ワンランク上のスーツを着ていくだけで、
「この人にはちゃんと対応しなきゃ」
と、良い意味での緊張感を持ってもらえるのです。
「わかります」というのは危険
目上の人や尊敬する人などとの会話の中で、「わかります」という言葉はNGワードです。
なぜなら、自分とは違うステージの人たちのことをわかるわけがないからです。
例えば大企業の社長の話を小一時間聞いたからと言って、
その社長が大企業に育て上げるまでにかかった膨大な労力や時間ははかり知れず、理解できるわけもありません。
知ったかぶりで「わかります」は相手に失礼にあたります。
「自分の経験で例えた場合ですと、〇〇みたいなことと思います。」
というような、相手の話の趣旨を自分の身近なことに例えて共感するとよいとのこと。
沈黙を恐れない
相手が黙り込んでしまったのを見て、
「何か話さなきゃ」
「怒らせてしまったかな…」
と焦ってしまうかもしれません。
ですが、沈黙は何も悪いことではありません。
相手がじっくり考えてから話そうとしているのかもしれませんし、
真剣に答えようとしてくれているのかもしれません。
「沈黙が怖い」
というのは自分自身の考えであって、相手のことを思いやれていません。
相手の立場で考えてみると、
「今この人は、一所懸命こちらの質問に答えようと考えをまとめてくれているんだ」
と考えられるようになるだけでも、
沈黙が苦にならなくなります。
次回も引き続き、コミュニケーションについてまとめます。