前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート11を記載します。
【お金を運用する】
3)主な金融商品の概要
主な金商品の性格
・主な金融商品として貯金、債券、株式、投資信託があります。特徴を理解しましょう。
①貯金
・貯金は、多くの人が日常生活で利用している基本的な金融商品です。たとえば給与は、貯金口座への振り込みで受け取るのが通例です。
・また、私たちは貯金を「決済」に利用しています。たとえば公共料金(電気・ガス・水道など)、電話・通信代、クレジットカードでの買い物代金などの自動引き落としです。
・貯金は、多くの人の日常生活に利用され、「決済」にも利用されることから、貯金保険で手厚く保護されています。たとえば銀行に普通貯金や定期預金をした場合、1行あたり「元本1千万円までとその利息」が貯金保険で保護されます。
※貯金の特徴の活用
・貯金には、「安全」「現金に変えやすい」「決済にも使える」との特徴があります。
・社会人になって、最初に貯めるお金は、金額も少なく、いつ生活費や不意の出費に充てることになるかわかりません。貯金はこのようなお金の管理に適しています。
※「安全性」と貯金の価値
・金融商品を価値する基準の一つである「安全性」とは、”お金が減らない”ということです。これは、元のお金の額面(名目価値)が減らない、たとえば「100万円」が「98万円」にならない、という意味です。
・貯金は貯金保険で保護されており、たとえば100万円の普通貯金をした場合、98万円になりません。
・しかし、お金の価値(実質価値)はまた別の問題です。たとえば100万円の普通貯金をした場合、98万円の普通貯金をしている間にインフレが進んだ場合、100万円の実質価値が下がります。(以前100万円で買えたものは買えなくなります。)逆にデフレが進んだ場合、実質価値は上がります。