前回の記事に引き続き、人生とお金の知恵についてパート11を記載します。
【お金を運用する】
2)お金を運用をはじめる前に知っておくべき知識
・お金の運用を始める前に知っておくべき知恵を紹介します。
高いリターンを追求すればリスクが高まる。リスクを低く抑えようとすると、リターンも低下する
ー金融商品の性質としていえば、「安全性」と「収益性」は両立しない。
リスクとリターンの関係
・お金を運用する際、「リスクとリターンの関係」を理解しておくことが必要です。
・「リターン」とは、お金を運用した結果、得られるもののことです。利益が得られることもあれば、損失が出ることもあります。
・ここでの「リスク」とは。このようなリターン(利益や損失)の不確実性の大きさや、損失が発生する可能性のことです。
・リスクとリターンの間には、一般的に、以下のような関係があるとされています。
〇リスクとリターンは総じて比例的(「低いリスクー低いリターン」、「高いリスクー高いリターン」)
〇高いリターンを得ようとすると、リスクも高まる(ハイリスク・ハイリターン)
〇リスクを抑えようとすると、リターンも低下する(ローリスク・ローリターン)
「リスクとリターンの関係」は、なぜ成り立つのか
・リスクとリターンの完成は、法則ではなく、一般的に観察される現象です。
・リストをとれるお金に対する需要はあります。たとえば企業や企業家が新しい事業を始めるとき、事業の将来性の不確実性にも関わらずお金を提供してくれる人が不可欠です。
金融商品の「安全性」「収益性」「流動性」
・お金を「運用する」ということは、具体的には「金融商品を選択する」ということです。
・「金融商品を選択する」ためには、金融商品の性格を理解する必要があります。金商品の性格は、一般的に、以下の3つの観点から評価されます。
安全性・・・お金が「安全」であること。すなわち、お金が減らないこと
収益性・・・お金の「収益性」が高い事。すなわち、利益が出やすい事
流動性・・・お金を資金として利用しやすいこと(現金に戻しやすいこと)
「安全性」が高ければ、「収益性」は低い。「収益性」が高ければ、「安全性」が低い。
・特に「安全性」と「収益性」が両立しない点は重要です。
リスクの許容を考える
・お金を運用する前に、「リスクの許容度」という考え方を理解したうえで、自分の「リスク許容度」を考えておく必要があります。