ITの業界では毎日新しい技術が生まれ、今日新しいサービスが2~3年で古くなってしまうことは良くあります。
それだけ、IT業界は新たに競合が増えます。
そんなIT業界の競合について以下の3つから説明します。
1.ソフトウェア・サービス = Saas
2.業務システムにおけるサービス
3.業務・IT系のファーム
【パッケージソフトの競合となったソフトウェアサービス】
ソフトウェアサービス(Saas)とは?
・ソフトウェアの機能をウェブ上でのサービスとして利用できること。
・ビジネスソフトウェアに替わるものとして急速に認識されています。
例:グーグル
・検索サイトとして登場したグーグルは、メール、ワープロ、表計算、スケジュール管理などのソフトウェアをサービスとして個人に提供し、企業向けのサービスも提供するようになりました。
常に最新のバージョン機能を使える、Webにつながれば場所や端末を選ばないなどの大きなメリット提供できます。
【業務システムの分野でも進むソフトウェアサービス化の波】
サービス化の流れはソフトウェアだけではなくシステム開発の分野にも及んでいます。
例:アマゾン
アマゾンが提供するAWS(AmazonWebServices)は仮想化されたWebサーバーのOSや実行環境、ハードウェアのインフラリソースを提供しています。
・AWSには「必要な時に必要なだけのインフラをわずか数分で調達可能」「料金は使った分だけ支払う」「あらかじめ設定しておけば突然のサーバ負荷時にスケールアップできる」などの利点があります。
このように企業や個人にに対して解放されたクラウドサービスを一般的にパブリッククラウドと呼ばれており、しかも料金が安いことから様々なシステムで利用されるようになっています。
【競合となりつつある業務・IT系ファーム】
そもそも….
業務・IT系コンサルティングを手掛けるファームの多くは、米国の大手会計事務所のコンサルティングサービス部門から生まれ、コンピュータの登場とともに会計業務のシステム化が手掛けるようになりました。
ところがERPの登場により様々な業務が統合的に管理するシステムが求められうになると、会計以外の業務ノウハウや大規模システムの構築運用ノウハウを持ったIT事業者がERP案件を手掛けるためにコンサルティングの部門や会社を設立して上流の業務を手掛けるようになりました。