営業はシステムを作って納めて終わり、SEはその後のフォローが一番のお仕事といわれています。
システムの運用管理について以下の3つから考えます。
「システムの運用管理」
「システム障害の対策と対応」
「ホスティングとハウジング」
【重要性が高まりつつある効率的なシステムの運用管理】
システムの運用管理とは?
・ユーザーがシステムを使う上で発見されたシステムの不具合や機能の追加・変更・削除したりする業務です。
運用管理に含まれているもの。
・上記はもちろん、ユーザーからの質問の対応、システム性能や環境の確保、不正使用や情報漏洩の防止、さらにはランニングコストの管理も含まれます。
企業の情報システム投資の割合
・既存システム7割
・新規システム3割
ただし、運用管理にお金をかけすると本来企業を支えているシステムが事業の足を引っ張ることもあります。なので予算を決める際にはシステムが生む利益と障害があった際の損失を考える必要があります。
【障害監視や冗長化によるシステム障害の対策と対応】
どんなに堅牢に開発されたシステムでも、長い間使用していればシステム障害は発生します。
これに対応するのも運用管理の一つです。
システム障害の対応ステップ
障害の検知→障害の切り分けと復旧→障害原因の究明と再発防止
現在一定以上のシステムは、ネットワーク経由ですべての機能を監視し、何か起こった時には自動的にメールで送るようになってます。
最近ではシステム障害の影響を最小限にするためクラスタリングやミラーリング、ファイアウォールの壁が設定されています。
【運用管理業務をサポートするホスティングとハウジング】
ホスティングとハウジング?
システムの運用管理をサポートするサービス
<サーバーのホスティング>
・サービス提供業者が電源、サーバー、基本ソフト、ネットワーク機器、回線などのインフラを用意するサービス
➡1台のサーバーを1つあるいは複数で共有します。
<サーバーのハウジング>
・ユーザー企業自身が持ち込んだ自社の機材に対してスペース、回線、システムの監視と障害対応を提供するサービス
➡ホスティングよりも自由度が高く、サーバーの機種、OS種類、ネットワーク構成、拡張性など柔軟に決められます。